RED SUN BLACK CROSS 用語集





イスラエル共和国

史実では1948/5建国。
だが、独軍対米侵攻作戦<ゴールド>発動は1948/5/13なので、時期的にどんなものか。


1948/6/4のインド洋への日本護送船団について『親日・親英的な中東産油国及びイスラエルに対するシー・レーンは、開戦と同時にドイツ東方艦隊による通商破壊戦の対象になっており』(2巻p.210)という描写が見える。
6/4であれば、確かに建国は終わっているが、ちょっとぎりぎり過ぎる感じもする。おそらく、この世界でイスラエル建国を認めた、あるいは黙認を与えた勢力は、米国ではなく、当然、日英のはずである。
イスラエルの建国時期は結局資料がないのだが、もうちょっと早期に行われた可能性も、当然ある。

(日露戦争後に)英国と韓国が結んだ条約

日本海海戦の勝利と対照的に、ロシア陸軍の反撃により満州軍は遼東半島以外をほとんど失ってしまった。この敗退後、大陸の権益をロシアから守るのが目的である。 (1巻p.59)

英国は大陸と半島に地上軍を派遣し、半島から日本軍は完全に消えた。このことは、

    • 日本は必然的に英国との関係を深めざるを得ない。
    • 英国は、海軍力に関しては日本をあてにせざるを得ない。
欧州の情勢もまた、英国がアジアへ大規模な艦隊派遣を行うことを不可能にしていた。 したがって英国は、日本に対し、大陸との貿易で利潤を上げ、強力な海軍を維持することを許容する結果になる。(外伝2巻p.138)

もうひとつの重大な影響。日本国内においては、陸軍派の発言力が低下し、英米派主導の海軍が主導権を握ることになっていく。


岡田内閣

1940年代初頭、岡田啓介海軍大将が、近衛内閣の後を受けて組織した。近衛内閣と打って変わって、英国支援政策を強力に打ち出した。(1巻p.62)
正確な年月は確認中。

九九九艦隊計画

当初は、対独戦備十ヶ年計画として策定されたようである。(外伝2巻p.67)
銀河鉄道999のもじり。

高度成長期

1936年頃から10年近く続いた。 国民総生産は年率15%を超える伸びを示した。農村から労働人口が奪われ、都市労働人口が爆発的に増大した。このことは、
    • 地主階級を壊滅させ、自作農育成を促進させた
    • 労働人口の不足が、女性の社会進出を促した

GF

聯合艦隊

所得倍増計画

1936年、高橋是清蔵相が発表。(これと前後して)10年近い高度成長期に日本は入る。

震災(1923年)

”関東大震災”だろうか? 作品には『中規模の』地震である、と書かれている。(1巻p.61)

スターリンの失脚

1942年秋のモスクワ陥落前後に失脚。(外伝1巻p.20)
暗殺された。(1巻p.63)

第二次世界大戦

1939年に勃発した。(外伝1巻p.20)

第三次世界大戦

1948/05のドイツ北米総軍による合衆国首都への先制反応兵器攻撃と、それに続く侵攻作戦によって始まった。

第四次世界大戦

1990年に勃発した。(1巻プロローグ)

ナチス党の躍進

1932/07の国会選挙で、ナチス党は230議席を獲得、第一党となる。とは言え、全議席は608であり、38%弱に過ぎない。(史実)
RED SUN世界でも、この7月選挙で第一党となったことは同様だが、細かい議席数等は不明。

ナチス党の後退

1932/11/06の国会選挙で、230議席から196議席へ、得票率では37.4%から33.1%へと、大きく後退した。また、共産党が躍進し、100議席を得た。続く12/04のチューリンゲン州議会選挙でも、同様の敗北。
一方の保守政党も過半数を得られないため、保守層は、保守・中道・ナチの連合政権を構想することになる。(史実)

1945/1の日独国交断絶

『いやー、第二次世界大戦以後、和平条約を結んでおらぬのだから、ずっと戦争状態にあったのだ。』(2巻p.258)

ヒトラーの首相任命

ミュンヘン一揆失敗以後、合法的政権奪取を党の目標としたとは言え、ナチの過激な暴力や、急進的な社会改革のスローガンは、保守層の警戒するところであった。しかし、11月の国会選挙によるナチスの議席後退により、保守政党との連立でナチをコントロールできるという考えが生まれたらしい(ほつま)。1933/01/30、ヒンデンブルク大統領により、ヒトラーは首相に任命された。(史実) RED SUN世界でも、この辺の事情は同じと思われる。

ミュンヘン一揆

ナチスによる、「国民革命」を掲げた武装蜂起。翌9日朝、ナチ突撃隊に対する武装警官隊の射撃により、ナチス側17名死亡。ヒトラーは車で逃走するが2日後、隠れ家で逮捕。(史実)

陸軍機甲学校

通称・富士学校。1940年代初頭、東京・千葉・兵庫等に分散した戦車関連施設・組織を統合して開設された。(1巻p.32)

聯合艦隊

日付GF長官旗艦海軍大臣
~1948/04/15-21栗田健男尾張山本五十六
1948/04/15-21~山口多聞尾張山本五十六

四省部協定

いわゆる四省部協定とは、海軍省・陸軍省・逓信省・外務省の通新業務担当者による、諸外国公電の傍受解読についての協力申し合わせである。(5巻p.96)