おれのIT日記
2025/10/17 (金)
日本通信SIMに切替
永年お世話になったDMMモバイルは、ドコモ回線で接続の不安もなく、通話で困ったことは一度もない。ネットも、繰越あり・旅先などでの容量追加もPCやスマホアプリから簡単に行える普通のサービスで、開始当時は、たしかmineoすら無く、最安部類だった。
確かに、安かろう悪かろうで、ネットは昼に混んだりするが、おれの使い方だと特に支障なし。
空港のような場所だと逆にWiFiが提供されていることが多いし、機内も同様だし、高速バスに乗ってもいまどきWiFiがあるし、ビジネスホテル・カプセルホテルのたぐいも、まず間違いなくWiFiがあるから、ぜんぜん困らない。
そんなわけで、たいへん気に入っていたのだが数年前、楽天に買収されたのは大ショックだった。
おれは楽天という企業は1ミリも信用していない。
いつなんどき、サービス改悪が行われるかわかったものではないので、いずれは見限って引っ越すべしと決意していた。
さらに、世の中が進歩して、決してDMMモバイルは、安さ最強ではなくなっていた。
検討に時間がかかり、というより面倒で放置していたが、ようやく今日、日本通信の「合理的プラン290」に切り替えた。知っている人は知っている、コスパ最強プランですな。
日本通信は、ドコモ回線一択なので、そこを欠点と思う人にはおすすめしない。
冒頭述べたとおりおれは今までもドコモ回線だから、逆に、接続範囲も熟知しており、安心できるわけ。
また、繰越等もできない。しかしこの安さ。1G追加で220円ぽっちで済むから、おれは、このほうがいいやと思った。
DMMの場合は、MNPワンストップには対応していないようなので、まずDMMへ、転出申込みを行う。
翌々日ぐらい、連休中なのに、通知が来た。
日本通信の初期登録にはスターターパック購入が必要で、amazonが安い、とされている。
おれもそうした。おれはプライムセールを狙って、約2300円で買った。
prime解約済みのおれは送料を取られるが、それでも充分安い。
スターターパックも紙で届き、DMMからのMNP転出予約番号も取得できたので、いよいよ申込み。
本人確認の書類をアップロードするのは手間がかかってストレスなので、PCではなく、スマホの、マイナカード読取りで行きたいところ。スマホに日本通信アプリをインストール。
■ 申込み時の落とし穴
ここで落とし穴があり、
「必須項目が選択されていません」
の無限繰り返し地獄で、進まない。もちろん、スマホ画面を隅々まで調べたが、出てきた質問には、ぜんぶ選択入力済みである。
試しにPCのブラウザでアクセスして途中まで入力してみると、スマホでは表示されない質問項目が現れた。
それは、MNPか新規か選んだ次で、
「ワンストップか、ツーストップか」
を選ぶ選択肢である。おれのスマホでは、この欄が、どうしたわけか表示されないのである。
気のせいか、他の項目間よりすき間の空白が大きいように見える。
質問が表示されないから選択しようがないのに、
「必須項目が選択されていません」
となじってくるのは、あまりに無情ではないか。
とにかく原因はわかった。
が、対策がない。おれは頭に来て、サポートにチャットでこのことを伝えたが、
「一度アプリをアンインストールして、OSを最新化してください」
との返答。ま、そんな答えしか無いだろうな。
ところが、どういう操作かわからないが、次の日も未練がましくやってみたら、上記項目が表示され、無事、申込みができた。もしかすると、スマホ画面下の
「必須項目が選択されていません」
という赤字を、
「またかよ!うるせぇバカ!まじめにやれ!」
と力強く何度も怒りを込めてタップしたのが、正常動作するきっかけだったのかもしれない。
あるいは、ネットが遅くて非同期通信に失敗して、誤ったキャッシュで動作していたのが、次の日にリセットされてうまくいっただけかもしれない。再現テストはしていない。
■ SIM受領後に設定して、電話とネット接続を確認
ここは落とし穴はありません。
朝一番で張り切ってSIMを届けてくれたヤマトに感謝しつつ、スマホの日本通信アプリにて切替ボタンをクリック。
1時間もしないうちに、切替え完了、というメールが来た。
SIMを入れ替えて久々のスマホ再起動、「モバイルネットワーク」設定を整えると、ちゃんといままでの電話番号が認識され表示されており、試しに自分で自分に電話して着信を確認。ネットも楽勝でつながり、オールOKを確認。終了。
■ 一個だけ、テザリングで落とし穴
オールOKと書いたが、待てしばし、テザリングってのを思い出し、LinuxのPCからテザリング接続を試みてみた。
これがなんと、予想に反して、接続エラーになってうまく行かない。
これについては、ネット上で情報を出してくださっている有志がいてくださり、すぐわかって即解決できた。
スマホ(android)の「モバイルネットワーク」で、アクセスポイントの編集項目に、
「MVNOの種類」
というのがあり、ここに
SPN
と入れれば、たちまち、テザリングもしっかりつながるようになった。
実は上記設定は、日本通信が送ってくる説明にも、うまく接続できない場合に試すよう、明記されている。
おれの場合、上記を設定せず空欄のままで、スマホ自身のネット接続は問題なく行えたので、ネット情報がなければ、
この設定(「MVNOの種類」が空欄)が原因で、スマホ本体は問題なく通信できるのに、テザリング利用だけエラー
……とは、きっと、思い至らなかったと思う。なぜなら、
「だってスマホ本体は通信できてるんだぜ!」
と思い込んでいたからね。
「そこが原因のわけねーよ!」と地団駄を踏み、何時間も浪費していたかもしれない。
情報をネットに出すということは、誰かの役に立つこともあるんだなぁ、としみじみありがたく思い、自分も、誰かの役に立つことを願いつつ、書いてみたわけである。
この過程で、Linuxのネットワーク接続設定を行うnmcliというコマンドを覚えた。
こいつは便利なので、書き留めて置きたいと思っていたが、その前段のSIM切替で駄文を書きすぎた。別の機会にする。