おれのIT日記
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2025/10/06 (月)
一度は捨てるしかないとあきらめた格安ミニPCが、いまだ現役活躍中な件
ACEPCというメーカーの格安ミニPCを自宅Webサーバとして使っていたら、内蔵m.2メディアがダメになって起動しなくなったものの、スロットにSDカードを挿してLinuxをインストールし、なんとか使い続けられている件を一年以上前に
記載
した。
実はいまだに使えている。
けなげさに涙がこぼれそうなので、現状を写真を入れてご紹介しようと思った次第。
写真向かって右手前が、USBファン。
本体PCとほぼ同サイズ。
写真中央、真ん中手前はいわゆるHDDスタンド。
2台挿しできるもの。
写真左奥、HDDに隠れているが、ミニPC本体。メーカーも想定しない縦置き利用の理由は後述するが、幸い、各種ケーブル端子は上に、USB端子と電源スイッチは正面に来るため、うまく収まっている。安定が悪いのはゴム足を貼って補強。
※写真の一番右端で見切れている黒い物体は、いま使ってなくて立てかけてあるUSB接続のBDドライブ。
m.2がダメになった理由が、メディア破損なのか、マザボのm.2スロット故障なのか、不明のままであることは以前にも書いたが、ハッキリしているのは、触れないほどの本体の過熱が原因であろうこと。この点の対策としては、本体とほぼ同サイズのUSBファンを追加設置し、電源投入後は必ず送風が行われる運用としている。
また、ファンが回る音で、電源入れっぱなしに気づかせてくれる便利機能も得られ、我ながら、理にかなった、完璧な補強対策である。
SDカードでLinuxは問題なく起動できるものの、やっぱり、内蔵SSDがダメになりストレージ容量は寂しい。余っているHDDスタンドを与えたものの、ご存じのとおりHDDもまた、優秀な暖房器具、もとい、発熱が激しい部品のひとつである。USBファンを増やすとさすがに邪魔だし、本体の電源供給もちょっと心配。そこで、一個のファンで、ミニPC本体のみならず、このHDDにも同時に風を当てたいと考え、乏しい知力を尽くして検討した結果、写真のような配置がベストと考えるに至った。
ミニPC本体は放熱性を極限まで高めるため不要な蓋は撤去し、基盤を露出。USBファンの風が余すところなく、直接当たる配置とした。
ファンとPCにやや距離はあるが、これは、両者の間にいるHDDも同時に冷やすためである。
HDDと、写真奥の壁に挟まれ、行き場を失った冷風は、もれなく、PCの基盤を直撃するのである。
HDDの2台目(手前側)に送風が当たりにくいのが難点だが、微妙な名人芸で、ファンとの位置関係を調整し、最大限に冷風を活用している。
完璧な空冷システムである。
これ以上冷やそうと思ったら、氷を置いたり、水をぶっかける以外に無い。
そして、画面左の一番奥にモバイルディスプレイを立てかけて使っている。
説明上不要なので画面に収まっていないが、写真下側の先にはもちろん、愛用のキーボードが設置されており、すべて漏れなく揃った完全無欠なPCとなっているわけでござる。
…まーね、知らない人に見せたら、
「は? このガラクタがPC? 見たことねー」
と笑われそうな物体群と化したが、もう一年以上、窓際で過ごす場合の良き相棒として、活躍中である。
ただし、むき出しの基盤にコーヒーをこぼしたり、洗濯物を畳むときにひっかけて倒したりしないよう、細心の注意を払う必要がある。
選ばれし者しか利用できない、ガラス細工のようなPCでもある。
これで、VMwareでWindows7程度ならまあまあ快適に動くからね、レトロゲームをやるにも便利なのよ。これホント。
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