わしの日記
2017/08/12 (土)
モバイルバッテリーの不調と給電ケーブルの関係について私が知っている二、三の事柄
母が亡くなって三年が経った。生前の約束どおり昨年は三回忌をしっかりやったので安心し、今年の命日(山の日なんだよね)は、家でゴロゴロしてしまった。
現在TL36の、サラリーマン兼ポケモントレーナー、ほつまである。私はいったい、いい歳をして何をやっているのであろうか?
いまだにアンノーンは遭ったこともなく、国内コンプまであと4種類。バンギラスと、モココと、デンリュウと、アンノーンだ。遠い。バンギラスをレイドで取る甲斐性もないから、サナギラスを相棒にして歩いている。が、2か月経ってもアメは75個、いつになったらバンギになるのか不明である。モココとデンリュウにも縁がないから、遠い将来、いまのサナギラスがバンギに進化できたあと、メリープを連れまわして作るつもりである。今のペースだと、間違いなく、来年までかかるであろう。少しでも早まるよう、今日も願いをこめてタマゴを見守ったが、出てきたのはまたもやポリゴンであった。
まして、アンノーンのアルファベットを集めるなど、二、三回生まれ変わらないと達成できそうもない。
かと言って、サニーゴ取りに沖縄に行く根性もない。
単独ではシャワーズのレイドにすら勝てないヘタレトレーナーである。
散歩が目的だと自分に言い聞かせて、課金はなるべくせず、しあわせタマゴが半額セールの時を狙って買いためるけど、特に恥ずかしがらないことにしている。
バトルは、システムが変わってから疲れたので、本腰入れて落とすのは、飲み屋のカウンターでしかやらない。それ以外は、電車で通りすがりのジムに、ポケモンを放り込むことを時々やる。通りすがりの駅でバトルを始めて、二匹目で「逃げる」にすると、勝ち数はちゃんとカウントされることを発見したからである。電車の中で一匹だけ倒すバトルをやって、ジムを落とすこともできず、落としても、落とした時には遠く離れた駅にいるか、地下に入ってGPSが入らないか、いずれにせよジムにポケモンを配置することはできないのがわかっているのに、自分のポケモンの勝利数が増えるのをささやかな楽しみにしている。
あとは、ゴプラを握って歩くだけ。これはもう生活習慣となっている。
こんな調子だから、レイドはたまにしかやらない。
通勤途上、誰も参加しないシャワーズのレイドに単独で挑み、惨敗した。
伝説では、ルギアは取ったが、ファイアーにはゲットチャレンジで失敗した。サンダーは今日、誰も集まらないので逃げたら、レイドパスだけ無くなっていることに気づき、悔しくて近所のパン屋でコーヒーを呑んでいたら、さっき逃げてきたジムでもう一度挑めることに気づいた。画面に3人写っていたので、焦って入った。しかし、バトルが始まってサンダーの周りを見渡して気づいたが、本当に3人しか居なかったのである。そりゃ勝てない。サンダーのHPを半分にすらできず惨敗した。
さてそんな、どうでもいい生活習慣のポケモンGOのため、モバイルバッテリーを複数個持って、交互に充電して持ち歩いている。モノは、AEDONとかRUIPUとか、メーカー名こそ違うが製品は似たり寄ったりの、いかにも怪しい中華バッテリーである。安くて大容量。壊れたら買い替えればいいサ…だったんだけど、いつぞや、航空機内でモバイルバッテリーが発火したというニュースにはビビった。
しかし、横浜の「大量発生チュウ」ぐらいなら電車乗って行ってくればいいだろうと思った。ネットで様子を見ると、えらいうっとうしい人の集まりになっているようで、つい面倒くさくなるが、ま、散歩であるから、のんびり行こう。
と、その途上、中華バッテリーが、急に充電できなくなった。ケーブルを抜き挿ししても、反応しない。
前にもそんなことがあったので、ボタンを押して、電力供給を促してみる。たいていの場合、これをやると、ビカっとまぶしすぎるLEDが点灯し、慌てて消すのであるが…特に通勤中の電車待ちで、鞄を開けて中から光が漏れているのは何となく恥ずかしいので、慌てて消すのである。
ところがつかないのである。
これはえらいことである。
あと数時間も待たず、ポケモンがとれなくなる。いや、バッテリーは持ち主以上にへたっており、外部電源なしには、1時間も持たないかもしれない。
仕方なく帰宅して、試してみた。
充電をすると、直った。
しかし、再び給電をしようとすると、ランプが消え、電源を押しても、うんともすんとも言わなくなる。
そうか、ついに逝ったか。一年近くよく頑張った。
と思って、別のバッテリーに給電用のケーブルを挿してみると…なんと同じ沈黙に陥ったのである。
そうか、同時に壊れたか。
でも買った時期も違うし、全体のデザインやサイズはほとんど同じとは言え、同時に壊れるもんだろうか?
同じACアダプタから充電していることだけが共通点。過充電で壊しちまったのか?
そこで、ふと、もう一度充電ケーブルを挿してみると、あら不思議、復活するのである。
あれ?壊れていない?
でも、もう一度給電用のケーブルを挿すと…たちまち沈黙するのだ。
ここで、はたと気が付いて、「故障」したはずの最初のバッテリーを充電してみると、復活した。
で、給電用ケーブルを、新品のものに代えてみた。すると…問題なく使えるのだった。
…試しにもう一度、さっきの愛用の給電ケーブルを挿すと…同じ症状になるのだ。
つまり、悪いのは給電用ケーブル(USBからFirewireに変換するやつ)だったのだ。
こんなこと、あるのかね。
このバッテリーは、充電中は給電できないので、何かを検知して、内部で回路の切り替えをしているんだと思う。わたしのイカれた給電ケーブルを挿すと、バッテリーが混乱して、充電モードになり、給電動作を中断するらしいのだ。しかし、当たり前だが、実際には電力は供給されていないから、うんともすんとも言わなくなるらしい。
という仮説を立ててみたが、本当かどうかはわからない。症状の説明ができていても、正しいかどうかはわからんので、これを読んでいるあなたが、同じことをやって、沈黙したモバイルバッテリーが復活するかどうかは、知らない。
帰宅と同時に、速攻でアマゾンに発注した同型バッテリーの注文を、もう一度さらなる速攻でキャンセルしたのは言うまでもない。
こんなことあるんだ。
この一年、USBケーブルに起因するトラブルが多いので、気づいたようなものだが…危うく使えるバッテリーを捨てるところだった。
しかし、バッテリーの寿命が延びると同時に、かばんのなかで発火するリスクも増大しているわけで、それはそれで不安なのである。