わしの日記

2006/01/23 (月)

「安全神話の崩壊」とか何とかから、ホリエモン逮捕まで


本当にテレビを観ていると、レベルが低すぎて腹が立つ。(お笑い番組除く)
特に言葉の使い方だ。その中でも、報道何とかを自称する番組のレベルの低さはどうだ。わしが首相なら全員死刑だ。

あのね、誰も安全神話なんて信じてないし、そもそもそんなものがあったのか? それこそ神話なのよ。
いい加減、テレビのコマーシャルで、「安全神話の崩壊したニッポン…」なんてフレーズ、やめてくれんか。
聞き飽きた、という言葉さえむなしい。十年、いや、二十年近く、崩壊しっぱなしだろうが。ばかたれども。

わしが怒ってるのは、どっちかというと、事実認識より、言語感覚なんだよね。
こんな手垢にまみれた無意味かつ空虚な言葉を使うやつって、ホント、バカか、日本語なんかどうでもいいと思ってるやつだと感じるんだ。

むかしむかし、わしが小学生だったとき、「独断と偏見で...」という言い方が流行って、クラスの女子がみんな「面白いでしょ」と言わんばかりにこの言葉を使っていたとき、何ともいやだった。こんなつまらない言葉を、どっかのテレビタレントや、どっかの番組が使ってるのを見て、みんなが真似している気持ち悪さ。
この「いやさ」は、何だったろう。綺麗な言葉、気品、格、そんなものが、これっぽっちもない、いや~な時代を、そこに感じ取ったんだろうか? いや、単に、生理的な嫌悪感だったろうか。たぶん後者だろう。

報道ってのは言葉で伝えるもんだろう。
たとえテレビだろうと、言葉は、大切だろう。
テレビという映像文化が活字文化を駆逐する、なんて貧弱な空想は、30年以上前のSF作家の迷妄だよ。言葉は、相変わらず大事だろう。言葉を大事にしろよ。今じゃ笑い話だが、昔は、言葉に命を賭けた日本人がいっぱい居たじゃないか。
言葉が粗末に、符丁のようにテキトーに使われているのを見ると、本当に、腹が立つんだ。

……ホリエモンが捕まったからって、フジテレビを叩くチャンスだって喜んでるテレビ朝日もイヤだし、こんなアホな報道を観て、「われわれマスコミも反省を」なんてしゃーしゃーと言うTBSも許せないし、その横で、逆にホリエモンに同情する馬鹿女がコメントをしているのもやりきれないし、とにかく!現代日本はおかしい!
仕事に疲れて帰ってきたんだから、もうちょっとタメになるものを見せてくれんか?
腐っている!と怒鳴ってもしょうがないのは判っているが、それでも、学生時代と同じことをまた言おう!
バカどもの饗宴は、もうたくさんだ!
何とかならんのか!

この馬鹿どもに比べたら、お笑いタレントの方が、よっぽど、言葉のニュアンスに気を遣って、大切にしているとさえ、思える。