わしの日記
2004/03/05 (金)
札幌の旅3/5
買い物に付き合う
道が滑る。凍っている。雪が積もっていればこうはならないのだが、雪が少なくて、中途半端に融けかかっているものだから、こうなる。
すると、お袋ぐらいの年の人間は、滑ってコケる可能性がある。
知らないひとは笑うだろうが、これは命がけなんだよね。特に、足腰の弱ったお袋には、これは堪えるのである。
迷わず「タクシーに乗れ」と、わしはいつも言ってるのだが、近所のスーパーに行くのに、タクシー乗るのも、ちょっと。
そこでどうするかというと、孝行息子のわしが、腕を抱えて支えながら、ゆっくり、ゆっくり、ゆーっくり、一歩一歩確かめながら歩くのである。
わしの休みは何をしていたかというと、こうして、ゆっくり、ゆっくり、ゆーっくり、歩いていたのだ。だれだ、スキーに温泉に日ハムの応援にと、優雅な休みを送っていたと思ってる奴は。休み中のわしは、ほとんど野口英世だぞ。
さて、スーパーに着くまで、氷あり、水あり、ぬかるみあり、クラクションを鳴らす不届きなクルマあり、雪とみせかけて、そのすぐ下に氷があって滑るトラップあり、と、波乱万丈の歩みがあるわけだが、読者の便宜のため省略する。
ようやく西友に着いて、中に入ると今度は暑い。
暖房をどうにかしなさい。
キャベツが半玉で100円だった。思わずわしは「高い」と口走ってしまった。言ってから、なんだか気まずかった。この年になって彼女に逃げられた中年の悲哀がにじみ出ておるっ。
しかし魚介類は安かった。さすが北海道はでっかいどう!と思ったが、わしの日記を読む主婦はあまり居ないと思うので、この話題も省略する。
夜は、ひだまりという近所の居酒屋に行った。
お奨めメニューはいつも面白いものが並んでいるが、今夜は、車えびの揚げトーストが良かった。東京に暮らすわしから見ると、この店は天国のようにメニューが美味しくて安い。清田真栄に暮らす皆さんは、迷わず行きなさい。
店の前に燃えている火が、なんだか、閉店した焼肉屋(今は無きダイヤ書房の先にあった「羅山」)から持ってきたやつのような気がしてならないんだが…ローカルな話はここまでにしてやろう。
飲んで食って、いい気分で、隣のリサイクル屋に入った。ここも、家具屋だったり100円ショップだったり、わしが帰省するたびに店が替わっているな。ここで、2000円の旧式ラジカセをゲット。持つと大きくて、滑る道を歩くのは危ないので、タクシーで帰った。
MDが聴けないだけで、お袋も「前のより音がいい」と喜んで、CDを聴いているから、安くて良かった。今どきのコンポは、持ち運ぶ時バラバラになるので、機械音痴のお袋には適さないのである。コンセントを差して、手当たり次第スイッチを押せばどうにかなるラジカセが最高。メーカー諸君。こんな客もいるのだから、ぜひ、数年前のスタイルのラジカセを復活してくれたまえ。
お袋は喜んで、テレサ・テンや中森明菜や堀内孝雄や一青よう(漢字が…)なんか聴いていた。わしがずっと前にプレゼントした渡辺貞夫は全く見向きもされていないようだ。そりゃそうか。人を見てプレゼントしないといかんな。
ドラマ「告白」をお袋と観る。西田敏行、いいね。
それから、昨夜「相棒」というドラマで、奥さんを殺していた弁護士が、別の役で出ていたので、親子で笑ってしまった。スマソ>該当の俳優さん
すっかり酒が抜けて眠いのに、サッカーも観てしまう。サッカーUAE戦、よく勝ったな。
高松って、強い運を持ってるのかな、不思議な選手だ。田中もいいね。…なーんて、わし、サッカーなんて普段観ないのだが、あまりにも退屈なのでじっくり観てしまった。
さらにHTBで「ハナタレナックス」を初めて観た。冬の大運動会やってました。
がんばれ、オフィスCUE。