わしの日記
1999/11/24 (水)
引っ越しました
いい年になって嫁さんも貰わずにぷらぷらしていると、何かと差し支えのあるのがこの世である。その点女はいい!(ような気がするけど、さらに実例に即して考えると男のほうがいいような気もする...あまり深く考えるのはよそう)
さて今回わしに起きた差し支えとは、独身寮の入居年齢を過ぎてしまったことである。
まだ猶予は1年以上あるのだけれども、わしの性格として、もはや居ても立ってもいられないのである。つまり、まるで「さっさと出ろ」と言われてるみたいで(それに等しいけど)むかっ腹が立つのである。おう。いい度胸だ、追い出される前に出てやらぁ。
と思いついたのが、今年の三月。ずいぶん前だなぁ。
それからというもの、「CHINTAI」「Myroom」「アパマン」などを欠かさず読み、賃貸検索サイトは6箇所ほど押さえて日々巡回し、用語を研究し、体験談を収集し、賃料と沿線との相関関係を分析し、危うく賃貸データベースを構築する寸前までハマった。こういう男が競馬をやるとどうなることか、自分でもわかっているから、わしは競馬はやらない。偉いだろう。偉すぎる。
このような分析作業を半年間続けてわかったのは、不動産屋に行って、いろいろ実際の部屋を見せてもらわなければ、結局何もわかりゃしないということである。(笑)
ひとつには、あの手のデータはそんなにアテになるもんじゃない、ということだ。間取り図だってけっこう間違ってるしね。それから、同じ"8畳"でも、建物によって全然違うよね。確かにマンションは『壁芯』があるからその分狭い、ということはある。また、見た目の印象というのも広さの感覚にかなり影響する。だからわしは、巻尺を持って歩いて、全部測った。こうすれば、よくわかる。これも、顔なじみになっていろいろ教えてもらった不動産屋さんから教わったことだ。なんでも、7、8個所ほど、実測した(笑)。
ちなみにわしが最終的に借りた部屋は(場所は秘密だが)、インターネットには『1K』と誤って表示されていたが、実際には1DKである。不動産屋のおばさんが気づいて
「30平米の1Kとは変ね」とチェックしてくれて見つけた部屋なのだ。ま、こんな目立つミスは、そうそうあることじゃないと思うけど。でも図面は常に間違ってると思った方がいいです。『間取りが図と異なる場合は現況を優先する』なんて但し書きがよくあるでしょう。あれは要するに「図が間違ってても知らん」という意味なんだからね。そういうこともあるからやはり、自分の目で確認するのは必要です。
せっかくお世話になった中河原駅そばの不動産屋さんだったのだが、結局別の場所、別の不動産屋の仲介で住むことになった。申し訳ないと思ったんだが、ちゃんと仲介料は貰えるんだって。ふーん。でもそうなると、わし、まさか仲介料二倍払ってたりせんかと心配になって支払い明細の内容を細かく追求したりして...わしってケチで疑り深いなぁ。(笑)
手付金も取らないし、親身に見てくれて、ホント良かったっす。
ここに店名を書いて宣伝してあげたいぐらいだが...ライフの裏にある方の不動産屋さんです。訪ねていっても全然かまわないが、『わしの日記』で見た、などと余計なことを言わないように。
ただ、
「yahooは見れましたか?、と心配してました」
と言えば通じるかも。わしが、インターネットでこんな物件があって気になってるんだけど、という話をしたら、さっそくチェックして、現物を見れるようにアポ取ってくれたのだった。で、無事契約にこぎつけた後で、インターネットの見方教えてくれって言ってた。勉強熱心なひとなのだな。見れましたかね?
ちなみにわしは、中河原あたりに居を構えたかったのである。会社が府中なもんだから。実際、気に入った部屋も見つけてもらって、申し込みもしたんだけど、運悪く二番手で住めなかったのだ。で、今は別のところに住みついて、ま、落ち着いているところだ。