おれのIT日記
2024/09/15 (日)
格安ミニPCがまた壊れたら翌日、壊れたと思いこんでいたデスクトップPCが蘇った件
悲しみのあまり書かなかったが、5月の日記のあと、セカンドマシンとして大活躍中だった10年ちょい前のデスクトップPC(I7-3770)が起動しなくなった。
7月頭のことである。
症状としては、電源を入れる→ケース取付ファンが回りだす→CPUクーラーがワンテンポ遅れて回りだし、いつも聞き慣れたブォォォンと回転数を上げる音がする→いつもならそのあとピッとマザボが音を立て、ブートに入るのだが、ここで電源がしゅっと停止する
そしてまた、最初に戻り、ケース取付のファンが回りだす……と、無限ループを繰り返す症状である。
ネットでみると「電源故障」「メモリ故障」「マザボ損傷」あたりを切り分けすべし、と皆、一様に言っている。動画でもそう説明してくれている。
メモリを引っこ抜いて試し(※ここ、後述します)、ボタン電池を交換したり、ジャンパーをショートさせたりしたが、どうやってもあかん。
電源だけは、スペアがないし、動いているPCをバラして移植するのは大変なので、試せない。電源か、マザボであろうか。
悲しいが壊れたのは事実なのでしまいこみ、慌てて代替PCの準備に入った。
あらかたの仕事は概ねLinuxでできるように移行しているが、どうしてもWindowsが必要な場合が有る。
・Libre Officeで文書を作っても、Microsoft Officeの印刷イメージに微妙なズレが起きることがある。(「あれ?何でここで改ページ?」とかね)特にひとに渡す文書は、どうしてもMicorsoft Officeで確認したい。
・DRAGON QUEST 10、そしてSteamで導入した一部のゲームなど、Linuxでは動かないゲームが有る。
(ま、ドラクエは、Switchでいいんですけど、PCのほうが、俺は、何かと快適なんだよね)
……逆に言うと、それ以外では、もう、Windowsなど要らん。要らんぞ、俺は!!
もう、気安く最新PCを買える身分ではないし、手元のSurface4はごくまれに「充電が必要」と大嘘を言って急にシャットダウンしたり、ゲームの重要な場面で熱暴走らしい画面停止を引き起こすことがわかった。特にエンドコンテンツのシビアなバトル中にこんな異常が起きると、俺ひとりが困るだけではなく、フレンドあるいは野良で組んだ人たちに迷惑をかけてしまう。
そこでミニPCを、オンラインゲームのメインにしてみた。
もちろん、最新のグラフィックがどっかんどっかんとヌルヌルするゲームなどは動かんが、俺はそんなゲームはやらないから大丈夫だ。
Surface4はWindowsでないとできないことをこなす役目であり、用途もいろいろある。たとえば、スキャナを動かす時。専用アプリは残念ながらたいていWindows用だ。
一方ミニPCは一度ゴミ箱に入りかけた身、ゲーム専用機として問題ない。
そもそも、以前は彼の内蔵SSDにインストールされたWindowsなど見向きもせず、SDブートのLinux Mintマシンとして使っていたぐらいのPCである。
復活を遂げたミニPCをよくよく使い込んでみると、グラフィック性能こそ大きく落ちるが、それなりにサクサク動くことがわかった。
ゲームについて言えば、要は、バトルが安定して行えれば最低限いい。ゲーム環境設定で、表示オブジェクトを減らしたり、影の表現など、バトルに関係ないものは全部オフにし、プレイに差し支えのない範囲でPCの負担を減らし、とにかくハングしないことを第一に小型USBファンで冷やしてあげる気遣いもしながら、Windows10マシンとしてDRAGON QUEST 10 を動かすこととなった。
最初はうまく行っていたのである。
しかしこれは、ミニPC君には、やはり過酷な労働だったのであろう。数日で壊れてしまった。
壊れるきっかけはふとしたことである。
ゲーム中に、Windowsタスクバーの時刻表示が30分ほど遅れていることに気づいたのがいけなかった。
思わず、右クリックして、「今すぐ同期」を探して、マウスでクリックしたわけである。ここで余談だが、WindowsやOfficeは、バージョンアップのたびにタスクバーやメニューのデザインを理由もなく変えてわかりにくくなるばかりで、ちっとも進歩を感じない。ただ「無意味に変化している」としか評しようがない。いま、「今すぐ同期」を一瞬でクリックしたかのように記述したが、もちろん、Windowsの、何がなんだかわからないダイアログから、根気よく使いたい機能を探し出すための無駄な時間が流れていたことを読者はお忘れなく。
話を戻そう。
クリックしたとたんに、画面がピタッと止まり、マウスもキーも受け付けなくなりましたよ、お母さん。
ブルースクリーンになり、以前インストールしたubuntuのGRUBが出現し、そんなものはとっくに消したのでブートするわけもなく、もう一度リセットして、UEFI画面でWindows Boot Managerを探し出し設定して、ブートさせる。
私の八つ当たりはここでWindowsを離れUEFIにも向かうわけだが、とにかくUEFIの動きがよくわからん。ブートするたびに、BOOTの選択肢が変わるのは何故なんだ??? どこに記録されているんだ?(あの謎パーティションに記録していることまではわかるんだが……) そして、一度リセットしたときにWindows Boot Managerが行方不明で選べなくなり、もう一度、つまり二度めのリセットをすると、UEFIメニューに表示される選択肢にようやくWindows Boot Managerが出てくる、という自分にとっては謎の動きに出くわして無駄な時間を使ってしまった。どういう意味があって、こうなるのだろう?
この調子で、次から次へと謎が現れるので、話が先に進まん。UEFIは放置する。ミニPCで動いているWindowsに話を戻そう。
一見、動くのだが、どうやら、SSDがイカれているらしく、ふとしたはずみに画面が凍りつきブルースクリーンが発生するようになった。
Windowsの悪口ばかり書いたが、結局はハードのエラーなのかもしれない。
またPCが壊れた、ということで、いささか落ち込んで、冒頭に書いたデスクトップPCをもう一度、未練がましくいじくっていたら、実は壊れたのはメモリ1枚であることが今日、わかった。DDR3 PC12800規格の8GBを2枚挿し、というリーズナブルな構成なのだが、片方1枚を外すと、ちゃんと起動することに気づいたのである。
ただ、冒頭に(※)で書いたとおり、このチェックは、確かに、そして何度も何度も未練がましく、繰り返しやったはずなのだ。
しかし、今日、冷静な気分で、パーツ取りのため分解するつもりで蓋を開け、念の為手前の方のメモリをひっこぬいてみたら……あれ?電源が止まらない。ランプが光って、ディスクアクセスランプが光って……慌ててディスプレイを繋いでみたら起動している。調べると残ったメモリ1枚、つまり16GBの半分、8GBを認識して、しっかり起動している。
もう一回書くが、冒頭に(※)で書いたとおり、メモリを引っこ抜いて起動するかのチェックは、確かに、何度もやったはずなのだ。
時間を置くと直るのだろうか? なにかそう、放電、とか。でも、7月に壊れたとき、何時間もかけて、それは試したはずなのだ。
それとも、「やったと思っていた」だけなのか?
でも、今、もう一度該当メモリを挿すと、無限ループに戻る。抜くと、起動する。もう一度挿すと、無限ループする。俺の書いている文章も無限ループし始めているので、この辺にする。
というわけで、メモリを買わないと完全には元には戻らないけれども、路頭に迷うような額ではない。もし本体を買い直すなら、中古であってもそれなりの出費になるから、有り難いことである。
ミニPCは蘇ってすぐ壊れた。
デスクトップPCは、さてどうなるであろうか。
年内に「やっぱり壊れた」という記事を書くことになるのであろうか?
なんだか、壊れる→壊れてない→今度こそ壊れる→……の悪循環に翻弄されているようであり、なんとも複雑な気分ではある。